連日お客さんが集中して忙しすぎるとき

風俗嬢にとって仕事があるっていうのはありがたいことなんだけど、忙しすぎるとそれはそれで「休みたいっ！」ってなる。

普段は仕事終わったら10～30分くらい間があって次の仕事が入るって感じなんだけど、忙しい時は終わったらもう次が入ってるっていうのを5回も6回も繰り返してた。忙しくて目が回るって本当このことだなって(笑)

休憩する時間がなくてこっちも大変だけど、そのせいでお客さん一人一人にあまり丁寧に接することができなくて「また来た・・・」みたいな目でしか見られなかったのが申し訳なかった記憶。

平日や早い時間、あと11時半～13時くらいは比較的人が少ないから、もしその時間に遊べる人はそのほうが良い接客できると思う。

頑張っても指名が増えないとき

風俗のお仕事って、可愛かったりエッチなことができるだけじゃ伸びないし独特なセンスが求められる特殊な世界。普通の子でもある程度の指名数まではいくけど、そこからは毎月同じような成績で行き詰ってくる。

フリーやせっかく写真指名で選んでくれたお客さんを常連にできない自分の力不足なんだけど、最初からオキニ嬢探してるお客さんばっかじゃないからね。面と向かって「俺は二度同じ子と遊ばない」と宣言するお客さんもいたし少なからず絶対選んでもらえない場合っていうのがあるんだ。

あと好みもあるし、私を可愛いとか話してると楽しいって言ってくれる人もいれば微妙そうにする人もいる。それは仕方ないけど、求められないのが一番悲しい。

だから次指名する気がなくても「金欠だからあまり来れないけどまた来たいな」とか「良かったよ！」と言ってくれるだけで、気に入ってくれてるのは実際に来てくれるお客さんだけじゃないんだな！って自信に繋がる。

スタッフに雑な扱いをされたとき

スタッフって少ない人数でたくさんの女の子を管理しないといけないから、すごく大変なのは分かる。出勤したくないとかもっと休みたいとかワガママ言う子もいるしね。

だから私みたいなスタッフに感謝してて何も問題起こさないような真面目な風俗嬢は、逆に雑な扱いを受けてしまう。手が掛からないから自分で何とかしてね、みたいな。

他のワガママな子のしわ寄せがきて「この日誰か出勤できない？」とスタッフが慌ててる姿見て、ソッと手を上げる・・・みたいな(泣)至れり尽くせりはしなくていいから、対等に接してくれよ～とは思った。

そういう意味で言うと、協力が不要だったデリヘルとメンエスは働きやすかったな。ソープと箱ヘルはお互い様だけど支え合いが必要だったから。

昼職でいい仕事が見つかったとき

全員ではないけど、風俗嬢はチャンスがあれば昼職に移りたいと思ってる。ずっとこのままじゃいられないっていう焦りがあるからね。

だから私もたまにバイト雑誌や求人サイト見てた。結局、いい仕事が見つかったから風俗上がったわけじゃなくて体調崩してやめたんだけどね。

昼職を考えてるときとかいい条件の仕事があるとき、やっぱり風俗嬢としてのお仕事はあんまりやる気が出ない！光と影でいうと昼職は光で風俗は影だと思ってるから、ずっと光を見てると影の世界で働いてるとき「なんで私まだ風俗やってるんだろ・・・」って若干病む(苦笑)

そんな時に限って、フリーで遊んだお客さんから「君みたいな可愛い子初めて」なんて褒められて、そしてまたしばらく頑張っちゃう・・・みたいなのを繰り返した(笑)

親バレ・彼バレしそうなとき

辞めたくなるというか、辞めざるを得ないことだけど。

風俗始める子って10代や20代前半若い子が多いから、何も分からず世界に入っていくんだよね。それで普通のアルバイトより高いお給料もらったり夜に働きに出たりしてると、絶対近しい人は変化に気付いてしまう。

やっぱり風俗嬢にとって「バレる」のは一生心に傷を残すことだと思う。親や彼氏に冷たい目を向けられるのは辛いから、バレそうになることでハッと「風俗辞めよう」と決意した子も多い。

私は直接バレそうになったことはないけど、街中で家族と歩いてるときに風俗店のオーナーとばったり会ったときはほんっっとーーに心臓が止まるかと思った。まぁ風俗業界の上の人って基本秘密主義で察せる人が多いから、当然なんともなかったけど。

それから、そろそろ辞めようかなと思ってその半年後くらいに辞めましたねー。